通訳案内士試験合格のためには、語学力とともに高い一般教養が求められますが、それは1次試験や2次試験で、日本文化や時事的なことを外国語で説明する問題が出題されます。きっと受験勉強そのものが、日本との新しい出会いの連続になることでしょう。また長丁場に亘る試験ということで、学力はもちろんのこと、集中力や体力も必要になります。くれぐれも健康に留意して頑張ってください。
また、既出問題の知らない単語はすべて単語帳に書き入れていき、それを確実に覚えるようにしてください。和文外国語訳など記述式問題が大きなウエイトを占めるので、スペルのチェックも必要です。
歴史については、学生のときに使った教科書を引っぱり出して、文化史と外交史を中心に復習してください。合格者の中には、学生時代に歴史が苦手だったとかで、小学生用の参考書で勉強を始めた人もいます。
一般常識の問題は、毎日の新聞やテレビのニュースなどで、注目を浴びている情報をしっかり把握しておくことが必要です。特に観光に関連した観点で勉強しておくとよいでしょう。
2次試験は、通訳案内士としての適性検査も兼ねています。本番ではできるだけ大きな声で、はっきりと話してください。モナリザ顔負け(?)の微笑も効果的。会話が弾んで、試験官の談笑のひとつでも誘うようならしめたものです。